column コラム
物干し金物の 種類と特徴!
太陽が輝く青空のもとで洗濯ものが干せる場合もあれば、雨の日や、花粉が多く外に干せない日、また生活スタイルのよっては夜しか干せないご家族もあると思います。
そこで今回は、使用場所や使い勝手により違う物干し金物をいくつかご紹介させていただきます。
洗濯は頻度の高い家事ですから、できるだけ負担に感じないように金具を選択するようにしたいものです。
物干し金物には、屋外や室内で洗濯物を干すためのもので、天井に着けるものや壁につけるものなど様々な種類があります。
それぞれの特徴をまとめてみましたので、選ぶ際に参考にしていただけたらと思います。
一つ目に天井付けタイプです。
天井に取り付けるタイプの物干し金物は照明器具などとの干渉に注意すれば設置可能範囲が広く頭上に設置するため邪魔に感じにくいことがメリットです。
物干し竿をかけるためのリングやフックがついた金物を天井から吊り下げるシンプルなタイプは使わない時は簡単に取り外しができます。
また、昇降できるタイプの物干しは天井に物干し竿が設置されており洗濯物を干す時に手が届く位置まで物干し竿を下げてから利用します。
どちらも、使わない時には物干しの存在感を消したい方に向いています。
一方で、アイアンで出来たポールやバーを天井から固定するような大きな存在感のあるタイプも人気です。
こちらは、洗濯で使わない時には観葉植物などを吊り下げて飾ったり照明器具などを引掛けたりと洗濯以外の日常生活でもおしゃれなインテリアとして使いたい方やいちいち物干し竿を出したりしまったりするのが面倒な方に向いています。
バルコニーの軒天から吊り下げるタイプでは物干し竿を数本設置できるような大型の商品のラインナップが豊富で普段の洗濯と同時にシーツなどのリネン類も一度に干すことができます。
二つ目に壁取付タイプです。
壁に取り付けるタイプの物干し金物は壁に取り付けられた本体部分からアームの部分を倒すように出してから物干し竿をかけて使います。
使わない時にはアームを本体へ収納出来ますから室内に設置しても邪魔にならないのは嬉しいですね。
選んだ商品のアームの長さで壁から物干し竿までの距離が決まります。
目立つのが嫌だからとあまりコンパクトなタイプを選ぶと大型のピンチハンガーなどが壁に当たってしまうことがありますから注意が必要です。
バルコニーの内側の腰壁に設置するような大型のタイプは壁からの距離や高さが調整できますから洗濯物が周囲から見えにくい低い高さで干すことができます。
屋外に設置するのであれば大型の物干し金物でも邪魔になりにくいですし物干し竿をいちいちしまう必要もありません。
使う場所によって適切な種類を選びましょう。
一般的に、天井取付タイプより耐荷重が高い商品が多いですから一度にたくさんの洗濯物を干したい方やメインの物干しに向いています。
三つ目にワイヤータイプです。
ワイヤータイプの物干し金物はワイヤーを巻き取る装置が付いた本体を壁に設置しワイヤーの先端を引き出して反対側の壁に引掛けて固定します。
その水平に張ったワイヤーに洗濯物を干していきます。
使わない時には、ワイヤーが本体に巻き取られますからスッキリと収納できますし物干し竿が必要ないことがメリットと言えます。
価格が手頃で柱がある場所であれば下地を準備していなくても取り付けできますから入居した後から追加で設置することも可能です。
一般的に、他の物干し金物と比べて耐荷重が低い商品が多いですから洗濯物を干し過ぎて本体を壊してしまわないよう注意が必要です。
また、耐荷重内であってもワイヤーがたわんで中央部分に洗濯物がよってしまうことがありますから移動しにくいハンガーを使ったり両端に重い洗濯物・中央には軽い洗濯物を干すなど干し方にも工夫が必要です。
下着類を室内で干す程度の量が少ない場合や干す場所が足りなかった場合の補助的な利用に向いています。
大家族で洗濯物が多いご家庭や一度にまとめてたくさんの洗濯物を干したい方梅雨時期のメインの物干しには不向きです。
今回は代表的な物干し金物についてみていきました。
せっかく取り付けるのですからデザインはもちろん大切です。
ですが、選ぶ商品によって操作方法や収納方法耐荷重が変わりますから自分にあった使い方ができる商品を選ぶことは同じくらい大切です。
天候がいい日のことだけでなく悪天候の日や使う時間帯頻度についてもしっかりとイメージして物干し金物を検討しましょう。
また、家具の配置によって使いづらくなってしまわないように家具の配置や家族の動線も考えながら設置場所を決定することも大事です。
今回の記事を参考に使いやすい物干し金物選びをしてみてくださいね!