column コラム
2025/08/28
家を建てるときに埋める、「鎮物」って何?
鎮物とは、新築工事着工前に行う神事である地鎮祭を終えると神主さんから手渡されるもので、神社によって形は様々で、お礼状だったり箱の形をしていたりします。
鎮物は、土地の神様に対する貢物という意味のようです。
箱の場合、中には、人形・刀・楯・矛・鏡・銭、氏神様の境内の清浄な砂や小石などが入っています。
これを新築住宅の基礎工事の際に、家の中心付近に埋めます。
工事着工当日に施主様にて埋めるのも大変だと思いますので、あらかじめ施工会社へ預けて埋めてもらうことが一般的です。
鎮物を埋める意味はその土地の神様に、無事に工事が竣工できますように! 新しい家を見守っていってくださいますように! 建物完成後に暮らすご家族に安穏と幸福をもたらすに!いう願いを込めて、神様へのご挨拶のような感じです。
鎮物の歴史は、古墳時代の出土品として出てくるくらい古いもので、お家づくりを始めていくからこそ知る機会があるものの、なかなか見ることも聞くこともないことだと思います。
これから家を建てる予定のある方は、参考までに!